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読書でストレス解消!

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少し前までは通勤通学途中に本や新聞を読む方の姿をよく目にしたものですが、最近はスマートフォンやタブレット端末を操作している方のほうが多いように感じます。

2014年に実施した文化庁の「国語に関する世論調査」調査によると、漫画や雑誌を除く1カ月の読書量は、「1冊も読まない」との回答が最も多く、47.5%に上りました。
(全国の16歳以上の男女3000人を対象に実施。)

 

 

読書.jpg

 

活字離れが取り沙汰されている昨今ですが、読書にはストレス解消効果があるということ、ご存知ですか?

英国のサセックス大学の研究チームによる実験では、心拍数の低下や筋肉の緊張緩和からストレスの軽減度合いを計測したところ、『読書』を行うことでストレスの68%が軽減することが分かりました。
参考リンク:TELEGRAPH.CO.UK-「Reading ‘can help reduce stress’」

この実験では「読書」「音楽鑑賞」「コーヒー」「ゲーム」「さんぽ」の5項目が、どの程度ストレスを解消するかを検証しました。

その結果は次の通りです。

読書 → 68%
音楽鑑賞 → 61%
コーヒー → 55%
ゲーム → 21%
さんぽ → 42%

静かな場所で読書を行うことによりさらに効果を得られやすく、静かな場所で読書をした場合、たった6分で60%以上のストレスを軽減することができるのだそう。

読書がもともと苦手な方はそれだけでストレスに感じてしまうかもしれません。
読書でのストレス発散に重要なのは、「どれだけ本に没頭するか」ということです。
そこで、読書が好きになるポイントをご紹介します。

1.興味のあるジャンルに絞る
ベストセラーのものであっても興味がないものでは内容に没頭できませんよね?
ジャンルはミステリー、ラブストーリー、落語etc…興味が持て、没頭できるものなら何でもよいのです。

2.専門用語や分からない単語が多出するものは避ける
専門用語や辞書を引かなければ分からない言葉が多く出てくるものは、なかなか集中しにくく、多くの人が飽きてしまいます。
はじめは手にとりやすい簡単なものから読んでみるのがいいかもしれません。

3.好きな作家の作品を徹底的に読む
好きな作家がいるのであれば、過去の作品を徹底的に読んでみるのもおすすめです。
文章のリズムや文体が分かっているものは、世界観に入り込みやすいですよね。

4.無理に理解しようとしない
書評等に捉われず、自分の思うままに読み進めましょう。
読み終わってから自分なりの感想が持てれば良いのです。

5.集中できる場所を選ぶ
自室や、電車は集中しやすい環境です。
電車の中には、脳を刺激しない雑音(ホワイトノイズ)が充満しており、耳からの情報を遮断してくれるのだそう。
おかげで、目の前の本に集中する事が簡単です。
カフェでも同じことが言えます。
他には浴室で半身浴をしながら読む人も多いようです。
四方を壁に囲まれた空間で、リラックスしながら読書ができるのが人気の秘密。
最近ではお風呂で読書をする方向けの便利グッズもたくさん出ていますよね。

6.電子書籍よりも紙
野球選手がバターボックスで行う一連のポーズを「ルーティーン」と言います。
これは、スポーツ選手が「意識を集中する」ときに行う心理学にのっとった行動で、読書の「本をめくる」という動作が、このルーティーンにあてはまるのだそう。
電子書籍よりも紙の本のほうが集中しやすいといえます。

 

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それでもやっぱり読書が苦手…という方は、何か没頭できるものを見つけるのがいいようです。

読書によるストレス解消で重要なのは『その世界に浸る事』。
実際「音楽鑑賞」や「1杯のコーヒー」でも、多くの疲労軽減効果が認められました。

生活している限り、ストレスは無くなりません。
自分なりの『没頭できるもの』を見つけて、上手にストレスと付き合っていきたいですね。

ナユタビト3号

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