美容
旬の食材の紹介、第二弾はシソです。
そうめんの薬味や、お刺身のツマとして食べられているシソ。
夏が旬なのはご存知ですよね。
ですが、シソを薬味だけの存在と思っていませんか?
それだけではもったいない!
シソには嬉しい美肌効果がたくさんあるんですよ♪
そもそも何故「シソ(紫蘇)」という名前がついたのか。
紫蘇はヒマラヤや中国が原産地。
名前は中国の逸話が由来になっているという説があります。
遥か昔の中国に蟹を食べ過ぎて食中毒を起こし、苦しんでいる若者がいました。
そこに、華佗(かだ)という有名なお医者さんが、紫色の薬草を煎じて飲ませたところ、たちまち元気になったと伝えられています。
紫色をした薬草で蘇るというところから「紫蘇」と呼ばれるようになったとのことです。
シソに殺菌効果があることを昔の人も知っていたのでしょうか。
シソはとても栄養価が高い野菜で、とくにビタミン類とミネラル類が豊富。
老化防止のある、ベータカロテンや、肌の細胞と細胞をつなぐ働きがあるカルシウム、皮膚の健康を維持するビタミンB1といった美肌力をアップさせる成分がたくさん含まれているのです。
ではシソに含まれる栄養と効能をご紹介します。
■βカロテン
身体にビタミンAが足りない時に必要なだけ補う、という特殊な働きをすることで知られています。
シソは野菜の中でもβカロテン含有量トップクラスを誇ります。
■アントシアニン
色の濃い植物に含まれるポリフェノールの一種。
抗酸化作用があり、老化や生活習慣病に効果があるといわれています。
■ルテオリン
フラボノイドの一種であるルテオリンには、肝臓が持つ解毒作用を促進し、免疫力を高める効果があります。
■ロズマリン酸
ポリフェノールに含まれるロズマリン酸には、抗菌作用や抗ウィルス作用があり、花粉症に効果があると言われています。
また、最近ではパーキンソン病やアルツハイマー病に効果のある成分が含まれているという研究結果の報告もあります。
■ペリルアルデヒト
シソ特有の匂い成分、ペリルアルデヒト。
臭覚を刺激し胃液の分泌を活発させる健胃作用があります。
また、消臭や食中毒の予防にも効果があります。
その他にもビタミンB、カルシウム、カリウム、亜鉛などが豊富に含まれています。
まさに身体に良い成分の宝庫。
シソを長持ちさせるには、空気に触れさせないことが大切。
水で湿らせたキッチンペーパーにシソを1枚ずつ包み、保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れておくといいそうですよ。
私のおすすめシソ料理はシソのなんちゃってジェノベーゼソースです。
作り方はシソ・お好きなナッツ(できれば無塩)・にんにく・オリーブオイルを
フードプロセッサーで混ぜて、仕上げに粉チーズ・塩を入れて出来上がり!
瓶に入れて冷蔵庫で保存も可能です。
パスタにしてもジャガイモと炒めても美味しいですよ!
シソのパワーを借りて、夏を元気に過ごしましょう☆
ナユタビト3号